yama living.

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大阪市内の一人暮らし会社員ミニマリスト

テレビっ子だった私がテレビを捨てられたワケ

どうも。ヤマグチです。

 

本日は私がテレビを手放した話をしようと思います。

2020年の大きな出来事の一つです。

ライフスタイルが大きく変化し、ミニマリストにも磨きがかかったように思います。

 

ちなみに、テレビと外付けハードディスクはメルカリ、テレビ台は粗大ごみで手放しました。

ハードディスクはテレビを捨てる前にデータを消すのを忘れてしまったため、テレビの録画データが入ったままだったので売れるか心配でしたが、理解ある方に見つけて頂き、無事手放すことが出来ました。

 

 

テレビは生活の一部だった

家にいるときはずっとテレビを付けていて、ほぼBGM代わりでした。

家に着いたらテレビを付けるのが帰宅後ルーティーン。

テレビを付けたままスマホYou Tubeを観るなんてしょっちゅうでした。

テレビを付けていない=家にいない、くらいの感覚でした。

 

今では「テレビがない生活なんてありえない」と言っていた自分が恥ずかしいです。

「私は主体性のない人間です」と言っていたようなものだなと感じています。

一人暮らしを始める時も、テレビを買うことに対してなんの疑問も浮かばず、むしろ必要なモノ第一位でした。

今思い返せば、テレビを観る以外の家での過ごし方がわからなかったからだと思います。

会社の人と話している時にふと気づいてしまいました。あれ、私テレビの話ばっかりしてる。

日々変化のない、なんて面白みのない人間なのだろうかと恥ずかしくなりました。

 

テレビを手放した理由

①自己嫌悪から開放されたかった

自分に必要な情報でなくてもついつい観てしまい、気づいたら何時間も経ってしまっていて、また何もせずに一日が終わってしまい、またやってしまった...と自己嫌悪に陥るということがしょっちゅうでした。

今思えば、費用をかけてプロが作成しているので、夢中になってしまうのは当たり前といえば当たり前だったなと思います。

 

ミニマリストへの憧れ

私が断捨離を始めたのは約2年前で、これまでも多くのモノを手放してきましたが、当初はテレビを手放すという選択肢はありませんでした。

かなりのモノを手放してミニマリストに近づいてはきたものの、ほとんどのミニマリストの方はテレビを持っていないため、なんとなく胸を張って「私はミニマリストです」とは言えませんでした。テレビを手放して、ミニマリストの階段をもう一段上がってみたくなりました。

 

③固定費を抑えたい 

生活費を見直すときに、固定費から見直すというのはよく聞きますよね。その際に、大して観ていないのに支払っているNHK受信料がもったいないなと感じました。当時は2ヶ月に1回払いで4,460円、1ヶ月あたり2,230円でした。それなら動画配信サイトに課金したほうが、費用も抑えられる上に、自分が観たいものを視聴出来るため、満足度が上がりそうです。

 

捨てるまでの過程

急になくすと副作用がすごくてリバウンドしてしまうので、少しずつテレビの時間を減らしていくことで、無理なく自然に手放すことが出来ました。

コツは「自分で自分にテレビが自分の生活から離れていっていることに気付かせない程度の小さな過程を繰り返し踏む」ことだと思います。

こうすれば、気づいたらいつの間にかテレビが生活の一部から切り離されて、自然と自分にとってなくてもよいモノ=不要なモノに変わっていきます。

 

私がテレビ卒業までに行ったことはこんな感じです。

①視聴時間を徐々に減らす

⇛朝テレビをつけない代わりにラジオを聴くようにしました。視覚が開放されて準備がはかどりました。

 

②視聴時間を制限する

⇛テレビを観たいという欲はあるので、晩ご飯の時だけテレビを観ていいというルールにしました。しかし、面白いとついつい最後まで観てしまったり、続きの番組も観てしまいました。やはり意思で解決するのは難しいと痛感しました。

 

③テレビ線とコンセントを抜く

⇛観るときだけ挿すようにして、テレビを観るまでの工数を増やし、テレビを観る=めんどくさい、という認識を自分に植え付ける作戦です。これを始めてからテレビが置き物状態になりました。

 

④テレビを隠す

⇛テレビなしの生活を擬似体験するために隠しました。不思議と目につかないと観たいという気持ちも湧いてこず、自然とないことが当たり前になっていきました。自分の内側から観たいという気持ちで観ていたわけではなく、あるから観たくなっていたんだなと思いました。

 

最後のネック

私はテレビドラマが大好きでしたが、ドラマはミニマリストになる前からアプリの見逃し配信で視聴していたので特に問題はなかったのですが、唯一ネックだったのがニュースです。

基本的にニュースはテレビで観ていて、スマホのアプリで読む習慣もなかったので、ニュースをどうするかが悩みでした。

 

AndroidOK Google、ニュースを再生して」でニュースを読み上げてくれますし、最近はテレビ局がYou Tubeでニュースを配信するようになったため、時間と場所から開放され、好きなときにニュースを観られるようになりました。

 

テレビだと、自分が知りたいニュースがいつやるのかわからないため、ずっと待っていなくてはいけないところにも、時間を無駄使いしているようでもやもやしていました。しかし、You Tubeなら巻き戻しや早送りが出来るため、効率よく自分が欲しい情報にアプローチ出来ます。

 

捨てるまでの葛藤

それでもやっぱりテレビを捨てたくないという気持ちになる時もありました。そんな時に自分に言い聞かせていることがあります。

 

受験期や留学時代など、振り返るとテレビを1年くらい観ていない期間が何回かありましたが、特に問題は感じていませんでした。

むしろ、充実した時間だったなと感じています。

その他にも、自分が人生で充実していた時を振り返ると、テレビを観ていないことの方が多かったなと思いました。私にとって人生の充実にテレビは必要ないことに気が付きました。

 

テレビを捨てたところで、もう一生テレビが観れないわけではありません。近所の家電量販店へ行ったり、ネットでポチればすぐに手に入ります。

私はこれまでテレビを観まくっていたので、もう一生分のテレビは観た、テレビの前借りをしたと思っています。 

 

また、テレビの方が情報が遅いと感じることが多くなりました。

以前は初めて知る情報はテレビから入手することが多かったのですが、いつの時からか、情報の流れがYou Tube⇛テレビとなっていることが多くなりました。すでに知っていることがテレビで放送されているため、テレビから新しい情報を得られなくなり、余計にテレビを観るメリットを感じられなくなりました。

 

 

捨ててよかったこと・気づいたこと

①時間が増えた

忙しいわけではないのになぜか時間がない、という謎にずっと悩んでいました。時間泥棒の犯人はテレビでした。

 

②寝落ちしなくなった

特に平日は仕事から帰ってきてテレビを観ながらご飯を食べ、そのまま寝てしまうということがしょっちゅうでした。今はメリハリのある生活を送れるようになったので、寝落ちすることはほとんどなくなりました。

 

③部屋がすっきり&広くなった

当たり前ですが、物理的にモノが減ったので部屋が広くなりました。

テレビだけでなく、それに付随するテレビ台や外付けハードディスクもなくなり、生活感の出やすい配線やコードもなくなったため、部屋がすっきりしました。

 

④人生の満足度が上がった

自分にとっては不要だったり、ネガティブな情報から開放され、自分が欲しい情報だけを、欲しい時に欲しい場所でアクセス出来るようになったため、人生の満足度が上がりました。

 

⑤テレビの話で逆に盛り上がる

テレビの話になると、ほとんど知らないため、相手がいろいろと教えてくれます。

相手も楽しそうに話してくれ、自分も新しい情報を知ることが出来るため、ウィンウィンだなと感じています。

 

困ったこと

今のところ困ったことは特にありませんが、手放したばかりのころはやはり観たいという気持ちが出てきました。隠しているときは、心のどこかにまだ部屋の中にはあるという安心感があったんだと思います。ないものねだりですね。

疲れていて動く元気はないけど眠くはない、といった、とにかく受け身でいたい時なんかはには、テレビがあったらなと思うくらいです。 

 

以上、何か参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。