yama living.

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大阪市内の一人暮らし会社員ミニマリスト

【読書】神・時間術(#1序章)/樺沢紫苑

 

 

本との出会い

 

ミニマリストTakeruさんの動画の中に出てきて知りました。

その動画は「アラフォーでミニマリストに目覚めたお部屋」というルームツアー動画です。元々本を大量に所有されていた方のようで、その方が残した数冊の中の一つであり、Takeruさんもすごく良かったと言っていました。ちょうど時間の使い方を見直していたタイミングだったので、すぐにメルカリでポチりました。

 

はじめに

・「忙殺」という言葉がありますが、仕事に追われると、「心」を「亡」くして、病気になって本当に殺されてしまうのです。(P.5)

・時間の使い方を工夫しないと、忙しさに殺されます。(P.6)

 言われてみれば確かにそうですね。だから私も以前、時間をうまく使えていなかった時、自分の声が聞こえなくなっていたのだなと思いました。自分が何をどうしたいのかわからず、ストレスが溜まる一方でした。

今思えば、早く病院に行っていたら早く回復して、時間を無駄にせずにすんだかもしれません。(暗くてすみません。)

 

序章 最高の人生を手に入れる「神・時間術」4つの法則

第1原則 「集中力」を中心に時間を考える 

・「なんて自分は英語ができないんだ。もっと、英語を勉強しておけばよかった」と、自分の英語に失望します。(中略)あまりの筆の遅さで、自己嫌悪に陥るほどです。(P.25)

 私もすぐに自己嫌悪に陥ってしまいがちでした。しかし、今でこそ1日で人の4倍以上の仕事をして、2倍以上の自由時間を確保している著者でも、そんな頃があったのかと、私も工夫すれば時間を確保できる=人生を変えられる、のではないかと思わされました。

医者や作家は、私のようなごく普通のサラリーマンとは、もとの才能が違うんだなと、どこかで無意識のうちに思っていたことに気付きました。

 

・人間の脳というのは、起きてから2、3時間は、脳が疲れておらず、さらに脳内が非常に整理された状態にあるため、脳のパフォーマンスが1日で最も高いのです。その時間帯は、「脳のゴールデンタイム」と呼ばれ、論理的な作業、文章執筆、語学の学習など、高い集中力を要する仕事に向いています。(P.27)

脳科学的に最高のパフォーマンスを発揮できる時間帯に、それに合った仕事をすることで、仕事の効率を2倍以上に高めることが可能なのです。(P.28)

・朝の1時間は、夜の1時間の4倍の価値があるのです。(P.28)

 同じ仕事でも、夜やるのと朝やるのでは作業速度が全然違うと感じてはいたが、やはりそうなんだなと確信しました。

これからは思い切って、残った仕事は朝に回して、早く帰るようにしようと思います。

 

・私たち「普通の人」と比べて、圧倒的に高い集中力を持っているプロスポーツ選手ですら、集中力を完全にコントロールすることはできないのです。(P.33)

・「集中力の高い時間に、集中力の必要な仕事をする」(P.33)

・ 「集中力の高い時間」というのは、「起床後の2〜3時間」「休憩した直後」「終業間際の時間帯」「締め切りの前日」(P.34)

・「集中仕事」と「非集中仕事」を、ジグソーパズルのように、それぞれ適切な時間帯に「当てはめる」だけで、仕事が圧倒的に効率化して、時間が作り出される。これが、時間のジクソーパズル理論です。(P.34)

 

第2原則 集中力を「リセット」して時間を生み出す

①緩急をつけて疲れる前に休む

 ・「集中力(仕事効率)」✕「時間」=「仕事量」(P.38)

・仕事をして休み、仕事をして休む。疲れないうちに休むことが大切です。日本人は「頑張る」のは得意なのですが、自主的に「休む」ことが苦手です。疲れる前に休む。それによって集中力を回復できれば、「集中力✕時間」である「集中時間」の面積は広がります。結果として、仕事の効率化、時間節約、時間短縮につながります。(P.39)

 

②集中力を高める特効薬は「睡眠」

・睡眠を削ることは命を削ることに等しいのです。

 人が日中に明晰な状態を維持するためには、7〜9時間の質のいい睡眠が必要である。(P.40)

・神・時間術では、集中力をへらす生活習慣を避けて、集中力を高める生活習慣を意識します。

・集中力を減らす生活習慣、その最たるものが「睡眠不足」というわけです。(P.42)

  睡眠時間は人それぞれだと思いますが、私は基本的な睡眠時間は7時間以下です。もともとのタイプの問題なのかもしれませんが、質のいい睡眠が出来ていないとしたら、知らないうちに集中力が削られていて、損しているのではないかという考えが頭をよぎりました。

睡眠時間が短いと死亡率も高くなる傾向があるそうで、少し怖くもなりました。笑

 

③集中力を完全にリセットする裏技とは

・それが、「運動」です。(中略)スポーツジムから外に出ると、一目散でカフェに駆け込み、パソコンを広げて執筆を開始します。すると、朝起きたときの「脳のゴールデンタイム」と同じような状態になっていて、執筆が猛烈にはかどるのです。

・運動は、脳に対してものすごくよい効果を発揮します。有酸素運動」をすることで、BDNF(脳由来神経栄養因子)という脳を育てる物質が分泌され、意欲を高めるドーパミンという脳内物質も分泌されます。結果として、集中力が高まるだけではなく、記憶力、思考力、作業遂行能力などの脳の多くの機能がアップするのです。(P.43)

 特に運動習慣がない人にとっては、「運動=疲れるもの」というイメージが強いのではないでしょうか?過度な運動は疲労に繋がりますが、適度な運動は、逆にいい刺激になるんですね。完璧主義な傾向がある私は、朝の時間を逃したら、ゴールデンタイムを逃してしまうと、もう今日一日は何もしなくていいや、とやらない言い訳をしてしまいそうです。ですが、運動によって昼間にもゴールデンタイムを作ることが出来るとわかり、逃げ道が塞がれました。

運動後に作業という発想はなかったので、新しい発見でした。

 

第3原則 アメリカ式の仕事効率を手に入れる

・今まで1時間かかっていた仕事を、なんとか50分で終わらせられないのか?あるいは、45分に短縮できないのか?そんな発想と工夫を繰り返すことで、私が実践している「神・時間術」は磨かれていきました。(P.46)

・仕事効率をアップさせるためには、「集中力」を意識することが基本となりますが、それに加えて、「仕事術的な創意工夫」や「仕事の無駄の排除」なども同時に行っていく必要があります。(P.47)

・先進国でダントツ最下位の労働生産性なのです。(P.47)

・それでも日本はGNPで世界第3位です。それは、すごいことです。つまり、効率が悪い分、長時間労働でカバーしてきたのです。(P.48)

 私も仕事で小さな改善を思いつくけど、こんなこと意味があるのだろうかと思う時もあります。しかし、小さな発想と工夫を繰り返すことで、何事も磨かれていくんだなと思い、小さな改善も無駄ではないなと思えました。

これからも小さな工夫を繰り返し、効率UPを図りたいと思います。

 

第4原則 「自己投資」のために時間を使う

・私が紹介する時間術は、「忙しさから開放される方法」です。(P.53)

・私は、時間術によって生まれた「自由時間」は、「自己投資」「能動的娯楽」「楽しむ」ために使いべきだと考えます。(P.53)

・「娯楽」には、「受動的娯楽」と「能動的娯楽」があります。(P.55)

・「能動的娯楽」をさらにアウトプットと組み合わせることで、自己成長が加速度的に引き起こされます。「能動的娯楽」は、「自己投資」につながる娯楽なのです。

 自己投資と自己成長、時間創出の無限スパイラルが生まれるのです。(P.56)

 かつては、テレビやゲームに大量の時間を消費していました。あの時の時間が今使えたらいいのに・・・と思いますが、時間は貯金できません。過去の反省を糧にこれからの時間を有意義に使いたいと思います。

クリエイティブを趣味にするに限りますね。

 

最終目標 「楽しむため」に時間は使う

・日本人は、「人生を楽しむ」ことに、何か罪悪感を持っている気がします。

 しかし、人生をもっと楽しんでいいのです。「仕事」だけが人生ではありません。「我慢」「辛抱」「忍耐」だけが人生ではありません。(P.63)

・「ライフ(人生)を楽しむ」ことと「ワーク(仕事)で成果を出す」ことは、両立できないと思っている人も多いでしょうが、そんなことはありません。時間に対する考え方と、時間の配分が間違っているので両立しないだけなのです。(P.64)

謎の罪悪感が気付かないうちに根付いていたかもしれません。「仕事があるから人生がある」のではなく、あくまで「人生があってその上に仕事がある」ということを忘れないようにしたいと思います。

人生楽しだ者勝ち!